荒川区の自治総合研究所が、子どもの自然体験について中間レポート
「自然へのアクセス」の格差をどう解消するのかも課題
区議会に荒川区自治総合研究所から「自然体験を通じた子どもの健全育成研究プロジェクト」の中間レポートの報告がありました(5月1日から区のホームページで公開)。荒川区は、この間自然体験事業の充実を掲げてきました。その事業の有用性を検証することを目的にした研究です。
荒川区立小中学校では清里高原少年自然の家(上写真)や下田臨海学園での移動教室が取り組まれていますが、そこに参加した7校の小学5年生にアンケート調査を実施するなどしたものです。全体して自然体験が子どもの制強うに有用であるとの結果が出されています。
同時に、独立行政法人青少年教育振興機構の調査(上グラフ)に注目しました。これを見ると学校の授業や行事以外の自然体験の機会がきわめて限られていることが分かります。その意味でも学校や保育園、学童クラブなどでの自然体験の意義は大きいと言えます。同時に、親の働き方、経済状況などによる格差が考えられます。子どもの成長をこの分野でも保障するための政治の役割が大事だと思います。
(中間報告は、荒川区自治総合研究所のホームページで全文をpdfで見ることができます。)
- 2016.05.07 Saturday
- 子育て支援
- 17:35
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- by 横山 幸次